合気道は愛の武道。daisen(@kiteretu1101)です
なんで一生懸命頑張ってるのに上手くいかないんだ!ってことありますよね。
目標に向かって必死で頑張ってるのに中々上手いことがいかずスランプ、勉強や仕事や遊びや恋愛なんかでよくある話です。
上手くなる、結果を出そうと頑張ってるのになぜ結果が出ないのかわかりますか?
答えはカンタン
「結果を出す為に頑張っているから」です。
えっ!なにそれ!ふざけたことぬかすんじゃあないよ!とボコボコにいわれそうですが、大真面目に言ってます。
というのも、人間不思議なもので結果に執着するほど結果に中々近づけないようになってるんですよ。
自分5年以上合気道をやっておりまして、よくお稽古で師範が
「合気道を上手くなろうとするなら”上手にやろう”という執着を持たない」
とおっしゃるんですね。なんで?普通結果を出す為に練習したり努力したりするんじゃないの?
必死で頑張っているのになんでか上手くいかない、結果が出ないというあなた、もしかしたら結果をだすことに「執着」しているからかもしれませんよ。
合気道で上手になる方法は「執着しない」こと

突然ですが合気道のお稽古をするときにやってはいけないことって何かわかりますか?
それは技をかけてやろう、上手にやってやろう、強くなってやる、と考えることです。
普通は技を上手くするには上手にやる、というポジティブな考えを持ったほうが上手くいくイメージがありますよね。
でも不思議なことに上手くやろうと心の中で強く思うほど技の切れ味はよくなりません。むしろ成長が止まってしまいます。
なんでかっていうと心が上手にやろうと「執着」してるから「体」が対応できずに上手に技が決まらなくなるからなんですよ。
心が執着して体が硬くなる状態とは?
悲しいかな自分の表現力が乏しいので中々ピンとこないと思います。
百聞は一見にしかずってなわけで心が執着して体が固まる、という状況がわかる稽古?方法があります。
心が執着している状態がわかる稽古法
誰かに両手で自分の腕を掴まれた状態で床に落ちているものを拾います。簡単ですね。
そのとき
- つかまれた手を振りほどこうとして拾う
- つかまれた手を気にせずに拾う
ってな感じで意識を変えて拾ってみて下さい。
これが面白くって、振りほどこうとすると相手の手が重たく感じるんですけど、相手のことを執着せずに(無視する)拾うとスッと拾えちゃうんですよ。
1番目の意識がまさに「執着」している状況です。相手の手を何とかしようとするとそこに意識が集中してすごく重たく感じるんですね。
これでピンと来ると思います。頑張ってるのに中々結果が出ない人っていうのはまさに1番の状態、「結果」そのものに「執着」してるからすごくしんどい思いをしてるんです。
一番なのは「気づいたら結果を出していた」という状態

ここまで読んで頑張ってるのに結果が出ないのは「結果を出すことに執着」しているからだ、という事がわかりました。
でもこれって「矛盾」してるって気づいた方がいると思います。結果を出すために頑張ってるのに結果を気にしないっておかしくない?
そうなんですよ。ここが難しいんですよ。矛盾してるからじゃあどうしたらいいんですかって話ですね。
まぁまぁ落ち着いて。確かに矛盾してますが、これを解決するにはシンプルに考えましょう。
それは
「気づいたらいつのまにか結果が出ていた」
という状態にすればOKです。
ひいばあさんが100歳まで生きている理由は「生に執着」していないから
ちょっと話が変わりますが、うちのひいおばあさんは100歳を超えてなお元気にしています。
前にあった時にひいおばあさんに「どうして100歳まで元気でいれたのか?」という質問をしたら
「あたしもなんで今まで生きているのかわからない」
と語ってたんですよ。そうなんです。なんでひいおばあさんが100歳まで生きていけたのかといえば
「生きる事に執着していないから」です。気づいたらいつの間にか100歳まで元気に生きれたんです。
ひいおばあさんは100歳まで長生きするために特別運動もしてないし、サプリメントも飲んでいません。ただ普通に主婦として生活してただけです。
それと同じで結果を出すには「なんかやってたらいつの間にか結果が出ていた」状態が一番強いんですよ。
執着に陥りやすいのは「数字」を気にしすぎること

最近会社で先輩の営業を見てて気づいたんですが、結果を出している人ほど「数字(ノルマ)」を気にしてないんですよ。
数字を出すために営業してるんじゃあなく、あくまで「お客」のために動いた結果、気づいたら数字が達成してるんですね。
これが数字を出すために!と必死になって頑張ってると辛いんですよ。なんでかっていったら運良く数字が達成出来たらそれで終わってしまうからです。
100というノルマがあったら100のために動くと100で終わってしまうんです。
でもデキる人は100というノルマは(あまり)気にせずにお客のための指数として参考程度にするくらいなんです。
だから気づいたら110や120といったいい数字がだせるというわけです。
ひいおばあさんの話もそうですけど、100歳まで生きる!みたいに数字自体にとらわれると100歳になった時にどうするの?ってなっちゃうんですよね。
いつも通りにやってるからこそ結果がついてくる~勝ち負けに執着しない~

スポーツの世界だとイチローは毎日のトレーニングをやってるからこそ試合で結果が残せています。
これが「試合に勝つために」トレーニングをすると打てなくなるんです。イチローはあくまで「最高のプレー」ができるためにトレーニングをしてるんです。
フィギュアスケートの羽生結弦選手も4回転のジャンプを練習するのはいい得点を出すためではなくあくまで「お客が感動できる演技」ができるためにやってるんです。
ソフトバンクの孫正義や元ライブドア社長のホリエモンも「お金が欲しいから」ビジネスをしてるんじゃあなく「世の中の役に立つため」にビジネスをしたから成功してるんです。
ここで共通するのは勝ち負けだとか点数だとかお金といった結果に執着してないからことです。
毎日しっかりトレーニングをする。毎日技を磨く、ビジネスのために一生懸命頑張る…全ては結果のためにやってるわけではないんですね。
もしスポーツやビジネス、趣味の世界で中々結果が出せないという人はもしかしたら結果を出すということに囚われいる…執着しているからかもしれません。
一度うまくいかないときは初心に振り返ってなんで頑張っているのか?を考えてみると突破口が見えるかもしれません。
もしこうした考え方に興味を持たれたら合気道も試してみてはいかがでしょうか?おもしろいですよ!
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それではみなさんいい夢を