なんてったってアイドル、daisen（@kiteretu1101）です。
最近解散でSMAPのキムタクこと木村拓也さん。歌手以外にもタレントや俳優として様々なドラマや映画にでてるじゃあないですか。
ちょっと前に実家でSMAPの木村拓也主演のドラマ「HERO」を見てました。
で、キムタクの演技についていろいろ家族と話してたんですよ。
結論は
「キムタクの演技は何をしてもキムタクだな」と。
あぁ～ファンの皆さん怒らないで！別にけなしてるわけじゃあありませんから。
まぁネットで検索したら「キムタクの演技はワンパターンだ」って書かれてますけど・・・だからいいんですよ。
キムタクってこれまで様々なドラマや映画に出てますが、どの役も「キムタク」なんですよ。ネットで「キムタクはどんな役をやらせてもキムタクだ」と言われるほど。あ、やっぱり家族の意見どおりだ。
でもキムタクが主演のドラマは視聴率３０％を超える大ヒット作品ばかり。不思議ですよね。演技はワンパターンなのになぜか人気なんですよ 。
おそらくヒットした理由は「キムタク」だったからだと思います。どういうこっちゃって話ですよね。
というわけで今回はキムタクの演技についてちょっと書いていこうと思います。
キムタクの演技は全部「キムタク」である
何が言いたいかというと、キムタクの演技はキャラクターの役になりきっていないんですよ。
普通ドラマの役者って普通はその役を「演じる」じゃあないですか。刑事ものだったら主人公の刑事の役を俳優が演じるわけですよ。
でもキムタクが違うのは役を「演じてない」ところです。（※個人の意見です）
例えば山田太郎というキャラクーが主人公の刑事ドラマだったら演者は「刑事の山田太郎」を演じるわけですよ。
でもキムタクはというと山田太郎としてではなく「刑事のキムタク」として役を演じているんですね。
キムタクの演技は「ドラマの世界にキムタクがいる」
キムタクの演技って演じているというよりかはドラマの世界にキムタクが居るっていう感じなんですよ。
例えば「HERO」なら「弁護士のキムタク」、「グッドラック」なら「パイロットのキムタク」、「ビューティフルライフ」は「恋人のキムタク」ってな感じ。
優秀な俳優だったらドラマの中にいるキャラクターに「同化」してあたかもドラマのキャラクターを演じるわけですが、キムタクは演じるというかもう「キムタク」そのままなんですよ。
普通ならストーリーがあって、役者はストーリーの中の登場人物に添って演技しますよね。破天荒な弁護士役ならストーリーの中の破天荒な弁護士として演じます。
でもキムタクは破天荒な弁護士じゃあなく「キムタク」としての弁護士をえんじているんですね。
だから「キムタクはどんな役をしてもキムタク」にみえるのは「キャラクター」に同化していない、つまりドラマの世界にキムタクがいるからワンパターンにみえてしまうわけです。
キムタクは演技をしていない＝素の自分を役として出している
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まとめると「キムタクはどんな役をしてもキムタクにしか見えない」理由は
「キムタクは”演技”をしていない＝”木村拓哉”としてドラマに出ている」
からです。役を演じていないんですよ彼は。木村拓哉としてドラマに出ているからなんですよ。
演じていないんだから当然どんな役をやらせても「木村拓哉」にしか見えないんですね。ドラマや映画の中で演じているのではなく、自然体の自分（＝木村拓哉）としてストーリーに登場してるんですよ。
「HERO」で共演した香川照之がキムタクの台詞があまりにも自然体すぎたため、登場人物としてでなく、「香川照之」の返事をしてしまったというエピソードがあるくらいですから。
これがキムタクの才能であり、彼のスゴイところであります。彼は演技が下手ではなく、演技をせずに素の木村拓哉でやってるんです。
だから「キムタクは何をやってもキムタクにしか見えない」、ということです。
木村拓哉の反対は～自分を役に溶け込ませるか、役に自分を引きつけるのか～
わかりやすく比較すると、木村拓哉と正反対の俳優が「山田孝之」です。私のなかで最も演技が旨いとおもう俳優だと思っています。
山田孝之って本当になんでもやる人です。シンクロする高校生、作業員のおっちゃん、闇金融の社長、世界を救う勇者、アキバのオタク、ゲイの神父、浪人、PS４が好き過ぎるゲーマー…は本人だったな。
え！こんな役を山田孝之がやってたの？ってくらい登場人物に溶け込む演技をするのが山田孝之です。ドラマに出てる山田孝之は山田孝之ではなく登場人物その人のような錯覚に陥ってしまます。
対して木村拓哉は一瞬で「あ、キムタクだ」ってなるほどわかりやすい。刑事だろうが弁護士だろうが武士だろうが恋人だろうが全部キムタク。まったの真逆です。でもなんかすごく魅力的なんですよね。
まとめると
山田孝之は「自分を役に溶け込ませる」天才。
対して木村拓哉は「役を自分に引き付けさせる」天才です。
キムタクは演技力が無い！ってなコメントを見かけますが、そもそも「演技」のベクトルが違うんですよ。
ってかキムタクは「演技」というか「自然体の木村拓哉」でやってますから、演技の質が違います。
なぜキムタク主演のドラマ・映画は軒並みヒットするのか
キムタクのドラマや映画って大体がヒット作品になるじゃあないですか。今まで出たドラマなんか大抵視聴率２０％を超える名作ばかりです。
じゃあなんでワンパターンな演技で何をやってもキムタクにしか見えないのにヒットするかといえば答えは
「キムタク」だから
です。
それほどキムタクは魅力があって人を引きつけるカリスマ性みたいなカッコよさがあるんですよ。その魅力は「木村拓哉」にしかだすことが出来ません。
もし山田孝之が同じドラマで同じ役をやっても滑ってたと思います。キムタク（の演技）は「木村拓也」にしか出来ないからです。
今までヒットした作品は全部キムタクがそのドラマのストーリーや登場人物にバッチリ合っていたからです。ストーリーや設定、周りの役者がキムタクの魅力をうまいこと引き立てる、みたいな相乗効果のおかげ。（逆もまたしかり）。
キムタクは演技が上手い下手で語るのがおかしい
評論家の方には怒られそうですが、ネットでよく見る「キムタクの演技はワンパターンで下手くそ」というのはちょっとズレてると思うんですよ。
初めの方に書きましたが、そもそもキムタクは「演技をしてません」。（多分）
木村拓哉として「自然体」で役をやってるので何をやらせてもキムタクなのは当然です。
だから演技が上手い下手どうのこうのというのがそもそもズレてるんです。演技してないから。
逆を言えばキムタクの魅力で作品の魅力を引き立たせたようなものですから、演者としては下手かもしれませんが、俳優としては相当すごいんじゃあないかと思います。
終わりに…SMAP解散で木村拓哉【キムタク】の魅力はどうなるのか？
というわけで木村拓哉…キムタクが何故どんな役をやってもキムタクにしか見えないのか、というお話でした。
まとめるとキムタクその人に魅力があるからです。演じなくても充分スゴイんですよ。そのために毎日鏡でイメトレしてるなどの努力をしてるくらいですから。
ただ去年末のSMAP解散でキムタクの魅力がどう変化していくのかがポイントだと思います。
福山雅治が結婚したあと、福山雅治主演のドラマが視聴率ひとケタという大ゴケという話がありました。
それと同じでSMAP解散で色々とひと悶着あったらしく、キムタクのイメージが下がっているのでは？という報道もありました。（ホントかどうかは知りませんが）
SMAP解散でキムタクの「魅力」に影響があるかどうか、福山雅治の二の舞いになるのかが今後の視聴率に影響するのでは、とおもいました。
今年１月には木村拓哉が久々に主演の『A LIFE～愛しき人～』というドラマがTBSで放送されます。
木村拓哉の魅力がどうドラマを料理するのか、ファンの反応はどうなるのか…
SMAPの曲に「ナンバーワンよりオンリーワン」という歌詞もあることですし、オンリーワンな俳優として今後に期待したいと思います。
それではみなさんいい夢を（締めの言葉