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合気道に学ぶ弱い自分と向き合う方法~コツは自分を変えたいと思わないこと

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合気道黒帯のdaisenです。

ときたま弱い自分を何とかしたい!自分に打ち勝ちたい!と感じる人もいるはず。

さぼったりラクに走る自分をどうにかしたいと悩んだり、もっと強い人間になりたいと願うのが人間ですよね。

今回は合気道黒帯の筆者が合気道流「弱い自分と向き合う方法」を伝授します。

自分を変えたいと悩んでいる人は是非参考にしてみてください。

(そもそも合気道って何?という人は▶【入門】合気道ってどんな武道?合気道黒帯がよく聞かれる質問に答えてみたを先に御覧ください)

弱い自分って誰と比べて弱いの?

自分は弱い人間だ・・・

と嘆く人に質問です。弱いというのは「誰に(何に)対して弱い」と思っていますか?

強い弱いという言葉は相対的なものに使います。”他人”より強い、”アイツ”より弱い、と言う感じで言葉を使いますよね。

一体なにと比べて弱いと感じているのか考えたことはありますか?

他人はもちろん自分と比べるとしんどいだけ

もし他の人と比べて弱いと感じるのであれば話は簡単。他人と自分を比べるのを辞めましょう。

ありきたりは話で恐縮ですが、他人と比べても無意味です。他人は他人、自分は自分と考えると心がラクになります。

自分と比べて弱いと感じる人はどうすべきか

やっかいなのは自分自身と比べて弱いと感じることです。これは面倒です。自分自身なので本来比較するものではないのですが、やっぱり理想の自分という”他人”と比べてしまいがちですよね。

これを解決する方法は「弱い自分を気にしない」ことです。弱い自分を攻めるとか、弱い自分に打ち勝つと思っても効果は薄いです。

武道(合気道)における強さの考え方

強さ弱さといえば役に立つのが合気道です。よく合気道は強いのか?役に立つのか?という質問をされますが、そもそも合気道に強さと言う概念はありません。

なので勝ち負けを決める試合も無いですし、強弱を決めるコンテストもありません。

むしろ戦わない為に日々合気道の稽古をしてるようなものです。

http://wating-for-1.net/wp/aikido-is-strong/

強さを求めるということは戦うということ

強くなりたいということは戦うことが前提になります。強くなければ相手に負けてしまうからですね。だから強さを求める必要があります。

それに戦うということは必ず勝ち負けが生まれるということです。誰だって負けたくないから強くなりたいと思うはず。そりゃあ辛い思いをしたりもしますよね。

でも合気道はそもそも戦わないための武道です。強さを求める時点でずれているんですよ。だって戦わないほうがいいじゃないですか。無理して強弱をつける必要もないですからね。

http://wating-for-1.net/wp/aikido-mental/

ぶっちゃけ強くなりたいなら筋トレしたりボクシングを習ったりして身体を鍛えたほうがよっぽど効率はいいです。だれだってマッチョをみたら弱そうなんて思わないですよ。

弱い自分に苦しむなら戦いをやめよう

弱い自分に苦しんでいる人は「弱い」という考えがあるからです。弱いということは強い何かがあること。苦しんでいる人は常に何かと戦っているから弱さが目立つんです。

ということはそもそも戦うことがなければ弱くても大丈夫ですよね?

そう、大事なのは戦いをやめること。戦うという考えをなくすことです。

別に俺って弱くてもいいじゃん!って考えるとなんか心が軽くなりますよね。

弱い自分に執着しない

弱い自分に苦しんでいる人は自分に執着しているからです。

なんとか弱い自分をどうにかしようと”戦っている”から疲れるんですよ。

いいじゃないですか弱くったって。チビだろうがブサイクだろうが仕事が出来なくても、ガマンが出来なくても。別に誰もなんとも思ってません。

こんなこと書いてる自分も弱い人間です。ダイエットのために筋トレをしてますが、ちょくちょくお酒を飲んでサボることもありますし、ちょっとだけして帰ることもあります。

でも一度たりとも辞めたことはありません。なんなら合気道も7年間続けてますからね。

ポイントは自分は弱いな~と認識すること

大事なのは弱い自分を”認識”することです。なんとかしようと思っても逆効果です。

あ~弱い自分がいるな~と思うだけ。たったこれだけです。

たとえ筋トレをサボっても「あ~筋トレをサボってる自分がいるな~」と軽く思うだけでOKです。変に「あ~!!サボってしまった!俺ってダメだ!」と嘆いても逆効果です。

もうサボったんだから嘆いても過去は変わりません。

弱い自分もひっくるめて自分である

弱い自分を認めたり、許したりするというのも効果はないです。あくまで自分は弱いと認識するだけです。

認めたり許したりするというのは「弱い自分」というもう一人の自分を作ることになります。

もう一人がいるということはその時点で”他人”です。他人がいるとどうしても比べてしまいます。

比べてしまうと対象ができて”執着”が生まれます。執着が生まれるとどうしても強弱という概念がうまれてしまいます。

弱い自分も自分の一部です。”弱い自分”というもう一人の自分=他人はどこにもいません。

まとめ:弱い自分に良いも悪いも存在しない

自分は弱いからと苦しんでいる人は弱い=悪いと思っているからです。別に弱いことは悪いことではありません。そりゃあ強いに越したことは無いですけど、弱いなら強い人に頼ればいいだけの話です。

背が低い人は背の高い人に助けてもらえばいいだけです。勉強できないなら偉い人に教えてもらったらいいだけです。人間誰しも弱い部分はあります。

弱い自分と戦ってもしんどいだけです。打ち勝ってもまた強い自分と延々戦うだけです。

別に弱い自分を許したり打ち勝つ必要はありません。弱くって当然。人間だもの。と思えば自然とラクになりますよ。

それでは皆さん良い夢を(締めの言葉


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