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【麻雀】どちらが強い?ネット麻雀とフリー麻雀の違いを検証してみた

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ネット麻雀をやられている方で一度はこう思ったのではないでしょうか?

「ネット麻雀とフリー(リアル)麻雀、どっちが強いのか?」

まるで格闘漫画にあこがれる少年のような素朴な疑問、みなさんはいかがでしょうか?

ネット麻雀とフリー(リアル)麻雀、どちらの方が強いのか、そんな素朴な疑問について書いていこうとおもいます。

【結論】ネットとリアルでは強さの比較は出来ない

先に結論から申し上げますと、ネットとリアル(フリー)は強さの比較は正確に測ることは難しく、どっちが強いかははっきりとわかりません。

というか量ること自体がナンセンスなのではないかと思います。なぜなら何を持って麻雀が強いか、というものさしが無いんですね。

麻雀で賭けるものやルール、レーティングシステムなどネットとフリーでは同じ麻雀でも異なる点が多々あるからです。(もちろん素の麻雀力は測れると思いますが)

また将棋や囲碁と違って運の要素が絡むので絶対的な評価も難しいのが麻雀です。4人で行うので卓内の実力によって左右されます。

一応強さの指標としてネットなら段位、フリーなら収支がありますが、高段位者がフリーで収支を+にできるかといわれたら絶対とはいえませんし、逆もまたしかりです。

それを踏まえるとやはり一概にネットが強い、フリーが強いとはいえません。

麻雀の強さは簡単にものさしで測れない

繰り返しになりますが麻雀の強さと言うのは絶対的なものさしがあるわけではありません。

その点について検討していきます。

同卓者のレベルによって強さは変わる

まず麻雀は同卓者のレベルによってその人の強さが変わります。

ここでは麻雀の強さを麻雀偏差値という数値で置き換えて説明します。

ケース①:面子の平均より高い場合

例えば麻雀偏差値50のAさんがいます。他の3人はついさっき麻雀を知ったばかりの人たち。麻雀偏差値は20ぐらいだとします。

この場合だとAさんが強いといえますね。

ケース②:面子の平均より低い場合

一方プレイヤーが変わって他の3人の麻雀偏差値平均が80だとしましょう。

すると一気にAさんが弱くなってしまいます。

ケース③面子の麻雀偏差値がバラバラの場合

またBさんは60、Cさんは30、Dさんは70という麻雀偏差値が同卓したらどうでしょう。

Aさんは3番目に強いことになりますが、運の要素が絡むため一概に弱いとは言い切れません。

また最後のケースでは麻雀偏差値が強いDさんが有利ですが、近いBさんもいればCさんもいるのでどうなるかわかりません。

ケース④面子のレベルがほぼ同じ場合

ネット麻雀ではなるべく近いレベルの人が面子に当たるケースがあります。

A~Dさんが同じ麻雀偏差値50ということもありますし、30もあれば70というケースもあります。

まったく同じレベルで長期間戦えば強さはランク付けできますが、ひとたび面子の基準が変われば大きく変動します。

このように麻雀と言うゲームは同卓者のレベルによって左右されるという特徴があります。

運によって成績は左右される

また麻雀は不確定要素、ざっくり言うと運が絡むゲームです。

将棋のように実力100%ではないので、麻雀偏差値70の強者でも引き次第で偏差値30の人に負けることもあります。

短期で見れば偏差値30の人でも70の人に勝つことがあるのも麻雀の醍醐味です。

なのでちゃんとした実力を測るとすれば統計学的にたくさんのデータを用いて長期の戦績を元に見るしかありません。

ですが面子によってレベルも変わるので正確に強さを見るなら同じ面子で同じルールを1000回くらい行う必要があります。そうなると麻雀プロでも中々厳しいと思います。

このように麻雀は他のゲームと違い不確定要素=運が絡むので正確な強さを測ることが難しいという特徴があります。

ネット麻雀とフリー麻雀の違い

ネット麻雀とフリー麻雀ではルールやシステムが異なる部分があります。そのためきちんと相対的に比較することが困難です。

ここでは簡単にネットとフリーの違いを見ていきます。

レーティングシステムの違い~ネットは一定、フリーは流動

一番の要因としてネット麻雀はある一定の強さを持った人たちと対局するのに対し、フリーはシステム上麻雀力がバラバラな状態で対局します。

ネット麻雀なら似たような強さの人とマッチングするようになっています。自分が5段ならそれに近い4段~6段、似たようなレートの人たちと対局する感じですね。

また段位によって卓が区切られているので初段の人が高段位者と対局することはありません。(初段と十段がマッチすることはまずありえません)。

対してフリーは誰でも参加できるのが特徴。極端な話麻雀暦30年のベテランとさっき麻雀を始めたばかりの初心者が同卓することもあります。

先ほど説明したようにネットだと面子の麻雀偏差値が均衡しているのに対し、フリーは数値がバラバラになることもよくあります。

卓内のレベルが一定なのがネット流動してるのがフリー。なので一概に強さを比較することが難しいんですね。

ルール違い~ネットはラス回避、フリーはトップ取り

ネット麻雀とフリー麻雀ではルールが異なります。

ネット麻雀で有名な天鳳はラスの配分が非常に大きいのが特徴です。

対してフリー麻雀はトップウマが高く、トップが偉いルールになっています。

なので押し引きなどの戦術・戦略が大きく変わってしまいます。ラス回避が上手い人はラス回避、トップ取りが上手い人はトップ取りの麻雀を打つ傾向があるのでどっちが強いかは比較できません。

負けないことが強いのか、勝ち星が多いから強いのか、どう評価するかによって強さの概念も変わります。

賭ける物の違い~ネット麻雀はポイント、フリー麻雀はゴールド

ネットとフリーの違いは何を賭けるかです。

ネット麻雀ならポイントを、対してフリーはゴールドを増やすゲームです。

どっちも増やすことが目的ですが、それぞれの数字が持つ価値が変わります。

ポイントはある一定を超える(下回る)と段位が変動します。ネット麻雀は段位が重要になるので増やすことも大事ですが何より減らさないようにすることも大事です。

対してゴールドは上限がありません。どれだけ減ろうが増えようが評価は変わりません。

さらにポイントは順位でしか増えないのに対し、ゴールドは祝儀やキャッシュバック、イベントなど増やす方法がたくさんあります

極論ラスを引いてもキャッシュバックや祝儀で稼げばそこまでマイナスにはなりません。

一方ポイントは順位が大きく絡むのでラスを引くと大きく下がってしまうばかりか、下手をすれば段位という価値まで下がってしまう恐れがあります。

ラスの価値が著しく低いルールだとなおさらです。

このように何を賭けるかによって戦術・戦略も多少なりとも変わっていきます。

ネット麻雀(天鳳)のレベルをフリー麻雀に置き換えてみた

というわけで結局ネット麻雀とフリー麻雀は単純に比べられません!

・・・と終わらせたら寂しいので、ここでは筆者の独断と偏見でネット麻雀(天鳳)はフリー麻雀ではどれくらいのレベルなのか(逆にフリー麻雀はネット麻雀でどれくらいのレベルなのか)を紹介します。

筆者は主にフリー麻雀ですが、天鳳もやってたり、観戦もしているのでその経験を踏まえて作成してます(個人の意見ですのであしからず)

天鳳の段位システムはHPをご覧ください。→天鳳段位システム(天鳳公式HPに飛びます)

ネット麻雀とフリー麻雀の比較

偏差値70…天鳳鳳凰卓≧歌舞伎町ピン東

偏差値60…天鳳特上卓(東風)高段位者、都内ピン東、点5東

偏差値50…天鳳特上卓、都内チェーンピン南

偏差値40・・・天鳳上級卓(3~4段)、チェーン点5

ぶっちゃけフリーは点5でも偏差値60レベルの人はいますが、あくまで平均で見たら、という考えで書いています。

フリーの強さは変動しますが、面子の平均偏差値(筆者の独断)で計算してます。かなりアバウトです。

東大・京大レベル・・・天鳳鳳凰卓、歌舞伎町ピン東

麻雀のレベルが一番高いのはやはり天鳳鳳凰卓でしょう。麻雀界の東大・京大レベルだと思います。

鳳凰卓はアクティブユーザー30万ほどの中から限られた人しか対局が許されておらず、面子も精鋭ばかりです。ぶっちゃけフリーよりも強い人がたくさんいるでしょう(言い換えると質の高い面子が安定している)

同じく歌舞伎町のピン東もレベルは高いです。(誰でも参加できますが・・・)天鳳と大きくルールは違いますが、純粋な麻雀力はかなりレベルが高いです。(押し引きや鳴きの鋭さなど)

またピン東メンバーの実力はかなり高いです。高レートで働けるということはそれだけ安定して勝っているということです。(同卓したくない)

ネット・フリーを抜きにして素の麻雀力が高いのはこの当りの人たちです。基本は出来てあたり前。ここで勝つなら鳴き読みなどの応用力が大事です。

難関私立レベル…天鳳特上卓高段位(東風)、都内ピン東(一部ピン南)

鳳凰卓一歩手前の人たちもかなりレベルは高いです。特に特上位でも東風で打っている人は押し引きや鳴きなど技術面では優れています。麻雀の基本ができていないと勝ち越すことは難しいでしょう。

フリーでは都内ターミナル駅に近いフリーのピン東や点5東風で打っている人も麻雀力が高い人が多いですね。(高いというかぬるい人が少ない

フリーである程度勝ちたいという人は麻雀の基本が出来て当たり前、テストで例えるなら基礎問題で平均点80点以上は余裕で取れるレベルで無いと難しいですね。

中堅私立レベル・・・天鳳特上卓、都内ピン南

チェーンのピン南はどのくらいのレベルか、天鳳で比べると特上卓くらいのレベルだと思います。

初心者はおらず、中級者以上・・・そこそこ麻雀に打ちなれている人が多いです。特上卓も麻雀の基本が出来ている人たちが多いので全体のレベルは高いですね。

ちょっくらピンで遊ぶか!と言う人は気を引き締めて挑んだほうがいいでしょう。都内だと結構レベル高いですよ。(ただ人口が多いのでレベルのばらつきはある)

ネット麻雀をやってる人でフリーに挑戦するなら特上卓レベルは普通と考えたほうがいいでしょう。おっちゃんだからといって舐めてると痛い目に合いますぜ。

地方私立レベル・・・天鳳上級卓、チェーン点5

初心者に毛が生えた人が多いのがこの界隈。点5でもべらぼうに強い人がいますが、大体はエンジョイ勢やフリー初心者の人も多いです。

というか点5は人口が多いため卓内のレベルも変動しやすい傾向にあります。強いかどうかは面子によってかなり変動するのがこの界隈ですね。

なので点5だからといって舐めてかかると痛い目に合うので注意。天鳳でも高段位を目指すなら上級卓はらくらくこなせるようにはしておきたいですね。

まとめ:ネット麻雀とフリー(リアル)麻雀、強さは一概には測れない

というわけで最後にまとめると、ネット麻雀とフリー麻雀、どっちが強いかは一概には量れません。

天鳳鳳凰卓の人がフリーでも勝てるかというと絶対とはいえませんし、フリーでゲーム代以上稼いでる人が鳳凰卓にいけるかというとそうでもありません。

同じ麻雀でもルールや面子が変われば実力が左右されるのが麻雀の面白さであり魅力の一つですね。

ちなみにネット麻雀をやっててフリーで実力を試したい!と言う人は鉄鳴きの麒麟児という漫画がオススメです。

ネット麻雀高段位者が歌舞伎町の雀荘で勝負するというリアルな設定が面白いですよ!天鳳などのネット麻雀をされている方は絶対ハマりますよ!Kindle版も好評発売中です!

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レビューも書いてます、▶フリー麻雀で稼ぐ!”鉄鳴きの麒麟児”は麻雀漫画ファンに絶対オススメしたい作品!

それでは皆さん良い夢を(締めの言葉


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