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【就活】新卒のミスマッチが多いのは面接のくらだらい質問が原因では?

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意識”他界”系サラリーマンのdaisen(@kiteretu1101)です。おちんぎんが好き。

就職活動といえば面接、希望の会社へ入るのに多くの学生は本を読んだりセミナーに通って面接対策を受けているのが目に浮かびます。自分も必死だったなぁ・・・(遠い目

で、社会人になってなれないリクルートスーツを着ている学生を見て、新卒のミスマッチは面接のしょうもない質問のせいじゃないのか?と頭に浮かびました。

自分も新卒でいろんな会社の面接を受けましたが、中には「それ聞いて何が知りたいんだ?」という質問もありました。

今回は新卒から社会人数年を経験した筆者がミスマッチを減らすための面接での質問について、あわせて新卒が面接を受けるときにどんな質問をすべきかと言う点について書いていこうと思います。

面接を受ける新卒はもちろん、新卒の面接を担当する人も見て欲しいと思います。

それ聞いてどうするの?という質問がミスマッチを引き起こす?

仕事内容が思っているのと違っていた!といって辞める新卒がいて困る、という意見をちょくちょく伺います。

面接だけで、ましてや仕事をしたことが無い新卒でマッチングするのは難しいとは思います。

でも面接の時にしっかり自社の仕事内容や求める人材、どんな強み・スキルを活かせるかを伝えればミスマッチは減るはずです。

もしあってなくても学生側からしたら「あ~あってなかったんだな~」と納得できますし、企業もぴったりな人材がいれば会社の利益になるはずです。
(理由も無いお祈りはこりごりです)

なぜミスマッチがあるかというと、それは面接でしょうもない質問をするからです。

就活の面接で思わずツッコミたくなる質問を挙げてみた

走り抜けるサラリーマン

筆者も就活時代いろんな企業で面接しましたが、今振り返って「それ聞いてどうするの?意味あるの?」という質問を紹介します。

アナタはOOに例えると何ですか?

 

いやしらんがな。

 

 

何を聞きたくて質問したのか本当にわかりません。
どんな回答をするかで希望者の性格を見るんでしょうか?心理テストやってるわけじゃないんだからさ・・・

アナタは動物に例えると何ですかって質問して、面接官がネコ好きだったらネコって答えればOKなんでしょうか?

人事「Aさんはネコ、Bさんはイヌと回答していました」

部長「社長はネコ派だからな~。んー!ネコって答えたAを採用!決定!

なんて打ち合わせするんですかね?

ネットの掲示板でも潤滑油な学生が多すぎるなんて笑われてましたが、そんな質問のために一生懸命対策するんですよ、面接を受ける学生は。

どんな動物を答えるかで性格を見定める、と言う意見がありますが、性格を調べるならもっとストレートに聞いたほうがわかりやすいはずです。
そんな朝のバラエティー番組じゃないんだからさ・・

当社は第一志望ですか

 

 

当たり前だろ。

 

 

あれか?「私のこと一番好き?」って聞く女子かよ。乙女かよ。

聞かれた男性も「お前のことが一番好きだよ」って答えるしかないだろ。

むしろ正直に「お前は3番かな~www」って答えたらいいのか?
それ聞いて「私って3番なんだ~!サチコよりも上だ~!うれし~!」なんて思うのか?

 

絶対思わないだろ!アホか!

 

・・・と多くの学生はツッコミたくて仕方が無いと思ってますよ。第一志望ですかって聞かれたら絶対第一希望ってこたえるしかないじゃないですか。

もし第二希望ですって言ったらどうするんですか?絶対言わないですよ学生は。

就職活動の時期なんて多くの学生はたくさんの企業を受けてるんだから、それくらい企業も把握しているはずです。

おそらく本当に入りたいかどうか熱意を伺いたいんでしょうが、それなら「おそらく多くの企業を受けられると思いますが、率直に他社と比べて当社の良さ・悪さを教えてください。」ってぶっちゃけた質問の方が本音を聞き出せますよ。

学生自体頑張ったことを教えてください

面接で絶対聞かれる質問ですね。いわゆる「ガクチカ」って呼ばれる質問です。

自分が学生のころはもっともらしい質問だなぁ~と思ってたんですが、最近になって「それ聞いてどうなんだ?」と思いました。

だって学生時代に頑張ったことって聞かれたら”頑張った行動しかいわないですよ普通。それにエピソードを聞いて企業は何が知りたいのでしょうか?

学生側からしたら”頑張ったこと”をアピールしろって質問されたんだから、バイトリーダーやボランティアやすばらしい行動を必死でアピールします。

おそらく面接者の性格や経験から得たことを知りたいんでしょうが・・・正直この質問の仕方はよろしくないですね。

企業はバイトリーダーをやったから採用するんですか?違いますよね。バイトリーダーを経験してどうなったかを知りたいんですよね。

「学生時代頑張ったことを通して何を学びましたか」と聞くべき?

ガクチカで学生の人となりをみるなら、何を学んでどうなったかの?と初めから聞いたほうがわかりやすいです。

学生もどうなったを説明できるのでリアリティがありますし、企業側も学生の個性や強みを知ることができます。

それを踏まえて企業側で使えるかどうかを判断したほうがミスマッチも少なくなるはずです

大学についての質問(学部を志望した理由/学んだことなど)

履歴書を見ながら「この学部を志望した理由は?そこで学んだことは?」

という質問をよく聞かれました。
社会人になった今、学部を選んだ理由とかって仕事に関係あるのか?と思ってます。

化学系メーカーの技術職面接ならまだ学部で何を学んだかを聞く理由はわかります。

どんな実験をして何を学んだかによって企業開発研究のどこに当てるのか、どれだけの知識を持っているかを把握できますからね。

でも経済学部、まして文学部なんて聞いてどうするんでしょうか?文学を勉強したから営業や総務に活かせるのか?経営や経済ならまだわかりますが・・・
(もちろん大学で学んだことをPRすることもあります)

また志望した理由も聞かれますが、そんなもん人によりけりですよ。


試験で落ちて仕方なく入った学部もありますし、文系の人間で明確な目標を持って試験を受ける人は(おそらく)珍しいくらいです。(学部によって難易度が変わるから)

勉強したことや姿勢からどうなったのかを知りたいから質問してると思うんですが、それなら「大学で学んだことで当社の仕事でどう活かせるか」と質問したほうが有意義です。

 

このほかにも疑問に思う面接の質問がありますが、特におかしいと思った質問を挙げました。

面接官は企業の仕事内容に直結する質問をすべきでは?

働くことに疑問を持つ女性

働いてて感じたのは「面接の時にどんなスキルや能力が求められるかはっきりしたほうがいい」ということです。

面接をする前にある程度どんな会社でどこと取引してるかは把握できますが、その企業ではどんなスキルが必要で、いまどんな人材を求めているかは詳しくはわかりません。

(企業のHPに乗ってることなんて正直アテになりませんよホント)

面接で性格を調べるというのはわかりますが、それなら当社はどんな性格の人間が欲しいかを前提に質問すべきです。

企業の仕事内容に合ったポテンシャルを見つけるべき?

仕事もしたことが無いような学生に強みやできることなんてわかるのか?だから質問で性格を見てポテンシャルを測るんだ、という意見もあります。

でもポテンシャルを見るならもっと別の質問が出来るはずです。
動物にたとえさせて欲しい人材が本当にわかるのでしょうか?

面接で応募者の性格や人となりを知りたいのはわかるんですが、もうちょっとマシな質問があるのでは?と思います。

就活生が面接官に絶対伝えるべきポイント

面接官のことばかりでもよろしくないので、社会人経験を踏まえて就活生はどんなことを伝えるべきかを書きたいと思います。

それは自分は何が出来て、どうなりたいのかをしっかり伝えることです。

何をしたのかも大事ですが、それよりもアナタの経験や得意なことで企業がどう利益をもたらすかが知りたいです。

同じ営業でも企業によって求められる人材は違う

営業を志望するといっても企業や業種によってどんな営業を求められるかは異なります。

とにかく訪問数が必要な営業もあるし、商品知識を完璧に説明できる営業もあるし、現場と打ち合わせして配送の手配や管理をする営業もあります。
(ルート?新規?顧客は誰?商材は?・・・などなど)

経理も同じ、お金を扱うといっても与信を管理するのか、日々の経費を処理するのか、全部するのか・・・などなど、会社によって求められる能力やスキルは様々です。

だからこそ自分は何が得意で、どんなことをしたいのかをはっきりさせるべきです。

企業側も相手がどんなことができるのかがわからないと審査のしようもありません。

学生自体何に力を入れたかじゃなく「どうなったのか」をアピールする

先ほども書きましたが、学生時代何に力を入れたかを伝えるよりもその経験から何が出来たか・何を得れたのかを語るべきです。

もし自分が面接官をやるとしたら「何を学んでどうなったか、仕事でどう活かせるか」を深く聞きます。

「ガクチカ」の質問を受けると大抵の学生が「サークル長をやって~」とか「バイトリーダーで~」とか「ボランティアが~」と語ります(ホントにいるんですよ結構な割合で)

なぜか肩書きを先に持ってきていろいろ語るのが面白いところです。

何をしたかも大事ですが、それよりも何をして「どうなったのか」が聞きたいです。

バイトリーダーをしたならその結果何を手に入れたのか、的確に部下を指示できたのか、きちんとシフトを管理できたのか、他の人よりも売り上げを上げれたのか・・・などなど。

学生時代に経験したことで何かしら自分の強みや出来ること・やりたいことが見つかるはずです。

すると面接官も「バイトリーダーでキチンとシフト管理ができる仕事をしたんだな・・・じゃあ管理系の仕事が向いてるかもしれないな」と判断できるわけです。

自分の強みを把握して自己分析する

だけど私って何もとりえが無いし・・・がんばったことなんてなにもないよ・・・

と悩む人こそもう一回自己分析をしましょう。就活の中で一番大事なのは自己分析だと思ってます。(もっとまじめにやっておけばよかった・・・

なぜかというと自分の強み=何がどうできるかがPRできるからです。

上っ面なPRよりも自分の魅力・メリットを伝えたほうが企業側も判断しやすいですし、もし自分が面接官ならおっ、と興味を持ちますね。

面接は自分を売る、なんて言われますがまさにそのとおり。自分という商品を売るならどんなメリットがあるのかをわかりやすく伝えたほうが使う側もわかりやすいんですよ。

オススメの自己分析ツールはストレングスファインダー

ちなみに筆者オススメの自己分析ツールはストレングスファインダーです。もしかしたら知ってる人もいるかも知れません。

テストを受けると数ある性格の中で上位5位が判明します。自覚したことが無い強みをお知ることでより明確に自分の出来ること、何がしたいのかを分析できます。

自分の強み・長所を把握した上で自己分析をすると、より説得力のあるPRが可能になります。
企業側も応募者の能力(ポテンシャル)がわかるのでミスマッチも減るはずです。

最後に:企業は仕事内容と直結する質問を、学生は自分の強みが仕事と合うかをPRする

企業と学生のミスマッチの原因は思っていた仕事内容じゃないという理由が大半です。

なぜミスマッチが生まれるか、それは面接の時点で仕事内容という観点についてお互いが把握していないからです。

自分を動物にたとえると、だとか学生自体頑張ったことを聞くよりも、企業の仕事内容を元に応募者が適切かどうかを判断すべきです。

学生もただやったことを語るのでなく、自分は何が出来て・どんな強みがあり・どんな仕事をしたいのかをしっかりPRすべきです。

自分の強みを明確に伝え、企業もどんな能力を持つ人材が欲しいかを質問することでミスマッチは減ると思います。

新卒の離職率を減らすのであればまずは面接の時点でミスマッチが起こらないような「コミュニケーション能力」が必要なのではと思います。

面接を受ける就活生の方も、就活生を見る面接官の方も一度考えてみるべきではと思いまして。

それでは皆さん良い夢を(締めの言葉


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