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うちのひいおばあちゃんが最強すぎる件について~ひ孫、長寿の秘訣に迫る~

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daisen(@kiteretu1101)です。

 

うちのひいばあ様は106歳になる。いまは老人ホームで気ままに過ごしているが、正直いつ三途の河をわたってもおかしくない。

 

だが100歳を超えてもなお元気でいる。もしかしたらひ孫よりも元気なんじゃあないかってくらい。

ボケ老人特有のご飯はまだですか~なんてのは通用しない。つねに三食食べたかは覚えてるし、おやつの時間がくるとまだかまだかとごねる。

未だにひ孫の顔も忘れてないし、家族と話すときはニュースなんかの時事問題をふっかけてくる。

 

…いやいや普通じゃないですか!ってつっこまれそうですけど、106歳ですからね。これやってるの。

 

なぜ106歳という年齢で未だに元気なのか?もしかしたら長寿の秘訣はひいばあちゃんの生き方にあるかもしれない?

というわけでひ孫の私がなぜひいばあちゃんは100歳を超えてな元気なのか、ひいばあちゃんのエピソードを振り返りながら分析してみました。

食欲旺盛~おやつを食べないと不機嫌になる~

プリン

年寄りっていったら「晩御飯はまだかね~」ってな感じで自分がご飯を食べたかすら覚えていない。

 

だがうちのひいばあさんは絶対にご飯を食べたかを覚えている。とにかくご飯にうるさい。ご飯の時間になったら必ず食べるし、三時のおやつの時間は絶対に覚えている。

(ちなみに好物はおやつのプリン。食べやすいからだそうな)

そして出された食事は必ず全部食べる。おおよそ100歳を超えた老人とは思えないくらいの食欲である。

食事の時間になるとがっつり食べ、寝る。正直社会人でひいこら言ってるひ孫からしたらめっちゃうらやましい生活だ。

ニュースがわかる~時事問題が理解できている~

英語の新聞

ひいばあさんに会いに行くと必ずニュースの話が出てくる。

え?それだけ?って思うかもしれないが、ニュースの話をしてるんですよ。106歳のばあさんが。

普通100歳を超えたじいさんばあさんなんか自分の家族の名前すら怪しいのに、最近の時事を「理解」してるんです。

 

この前あったときに「小池さんは大変やねぇ~」という話を切り出してびっくりしました。小池知事が誰かって言うのを理解してるし、「大変」であるということも理解してるんですよ。106歳のよぼよぼのばあさんが。

話してる途中にいきなり80年前の話に跳んだりしますが、それにしても100歳超えてなお時事問題に興味を持ってるっていうのは凄い。

ひ孫なんか麻雀のことしか考えてません。

ほぼ不死身といっていいくらいの回復力

以前ひいばあさんは二回ほどケガと病気にあいました。

一度目は足の骨折。起き上がろうとしたところ躓いて足の骨を折る重傷を負いました。100歳を超えた老人が骨を折るという大ケガ。

さすがにこれは大変だろうと家族で腹をくくってました。

 

 

そして数ヵ月後

 

 

 

 

そこには元気におやつをほおばるひいばあさんの姿が!

 

 

 

 

 

 

 

足の骨は完治したものの、またもや病気にかかってしまいます。

食べ物が食道にうまく通らず、肺が炎症を起こすという病気にかかりました。

これもさすがにきついだろうと家族で覚悟していました。

 

 

 

 

 

そして数ヵ月後

 

 

 

 

 

 

そこには元気におやつをほおばあるひいばあさんの姿が!

 

 

 

 

 

 

 

 

すでに棺おけに半分足をつっこんでる人ですが、未だに死神からのお誘いは遠いようでした。ていうかもう棺おけで過ごしてるようなレベル。

主治医のかたも

白衣を着た医者

まさか100歳こえた人を見るとは思わなかった。

 

っていうか治ったのが凄い

 

いままでみたことない

とのこと。主治医の方も貴重な体験をされたそうです。

20歳年下のばあさんを煽る

100歳を超えてなおユーモアをわすれていません。

前に老人ホームに通ったときに、室内に住まわれているかたがたが集まって食事をされていました。

いつもどおりに食事をほおばるひいばあさん。

部屋に戻るとひいばあちゃんが斜めに座っておられた80くらいのおばあさんの話をされました。

 

 

 

 

 

あのひとはいっつもぼーっとひまそうにしてて楽しそうやね~

 

 

 

 

 

最高だろ。106歳。ロック過ぎる発言。

106歳のばあさんが80のばあさんを煽るって凄くないですか?(本人は煽ってるつもりはない

 

100歳を超えて尚ユーモアを忘れないおちゃめなひいおばあさまでした。

 

 

なぜひいばあちゃんは100歳を超えていまだに元気なのか?

元気な老人たち

というわけでいかにうちのひいばさんが最強か、というのをご紹介いたしました。

で、ポイントはなぜこの歳で元気か、ということです。100歳超えても元気でいられるって中々いません。

 

もしかしたら元気でいられるための秘訣があったりするか?とおもって家族と話してみました。

 

 

 

話し合った結果

 

 

 

「秘訣はない」

 

 

 

という結論にいたりました。なんじゃそりゃ!

息子や孫(僕からみたら祖父母と両親)に聞いてみても、健康のためになんかしてたとか、そういったエピソードは一切ありませんでした。

 

つまり普通に生きていたら106歳で元気に生活できたってことですね。

え~!ってな話ですね。でもこれがすべてなんですよ。

別に長生きする為に野菜を350g食べたりとか、毎日運動したりとか、そういったことは一切やらなかったそうです。しっかり食べて、しっかり寝て、勉強したりおしゃべりする、普通に生活してただけ。

長生きした理由は本人でもわかっていない

じゃあ本人になぜ100歳まで長生きできたのかを聞いてみました。

ひいばあちゃん曰く

 

 

 

 

 

どうしてこんだけ長く生きているのか自分でも不思議やわ

 

 

 

 

だそうです。

つまり本人もなんで長生きできたのかはよくわかってません。なんかいつも通り生活してたらいつの間にか100歳を超えていた、ってな感じです。

長寿の秘訣は「普通に生活してきたから」?

老夫婦の画像

このままだと答えは出ないので、自分なりに考えてみました。

 

おそらく長寿の秘訣は「普通に生活してきたから」だと思います。

この「普通」ってのがポイントです。

健康のために頑張っても死ぬときは死ぬ

最近だとサプリメントだったり健康器具だったりスポーツだったり、健康寿命を伸ばすための方法が沢山あるじゃあないですか。

でもひいばあちゃんはそういったことは一切やってないんですよ。専業主婦として「普通」に生活してただけ。健康のためにランニングするとかはしてませんでした。

おそらくお迎え…つまり「寿命」がまだってことなんですね。

いくら健康のために頑張っても事故や病気で早死する人もいれば、タバコすって酒のみまくっても長生きする人もいるくらいですし。

時代の変化に適応する能力があった?

進化論でおなじみのダーウィンが「環境の変化に対応できる生き物が生き残れる生き物だ」っておっしゃってたじゃあないですか。

それと同じでひいばあちゃんも100年という時代の流れにうまいこと対応してきたからこそ未だに元気なんじゃあ無いかと考えます。

 

つまり長生きしようとするんじゃなくて、ありのままに生きるってことが重要なのかもしれません。

元気でいるにはこうすべきだ!ああすべきだ!みたいなことは全く無縁のひいばあちゃん。

確かに老人ホームという環境でも普段通りの生活をしてるから元気なのかもしれません。

流されず、流れに逆らわず、上手に流れるのが生きるコツ

実家で母親と話しあって出た結論は、

 

流されず、流れに逆らわず、上手く流れる。

 

これが長生きの秘訣かもしれないと思いました。

人間の一生を川に例えたらすごく納得の行く答えでした。

 

どうせ人間死ぬときは死ぬし、いつの間にか老人になるまで生き残ったりするもの。激流に流されたりするし、他の動物に喰われるかもしれない。

川の終わり…寿命なんてわからないんだからとりあえず普段通りに生活すること。

ひいばあちゃんも別に100歳まで生きようと思って100歳になったわけではなく、気づいたら100歳でも元気に生活しているわけですから、下手に健康のために頑張るのも変な話なんですよね。

 

未来がどうなるかなんてわからないし、自分自身がどう変わるかもわかりません。

だからこそどんなことがあっても普段通りに生きる事。これがひいばあちゃんの長寿の秘訣…なのかもしれません。

 

いつまでもお元気で。

それではみなさんいい夢を(締めの言葉

 


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