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Channel: 人生常に単騎待ち
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空気は「読む」ではなく「作る」。合気道流「自分の世界を作る」考え方。

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空気は読むものではなく吸うものである。daisenです(@kiteretu1101)。
 
 社会人
 
日本人は空気を読む民族である、と偉い人が言ってた気がします。
 
ひと昔にKY(空気読めない)ってな略語が流行るほど、学校ではクラスの雰囲気を読み、会社では職場の空気を読み、家に帰っても妻や子供の空気を読み、とにかくどこにいっても空気読んでばっかりです。
 
 
じゃあなんで空気を読むかって言ったらそうしたほうが都合がいいからなんですよね。変に空気を乱すよりかは穏便に流れを変えないほうが上手くいくし、変なことにはならないんですね。
 
だから空気を読んで賢く生きよう、というのもありなんですが、読んでばっかりいるとつかれるばかりです。
 
 
合気道を習ってて最近思ったことは、空気は読むよりも「作る」ほうがいいんじゃあないか、って思うんですよね。
 
確かに空気を読むことも場面場面では大事だと思うんですが、もっと大切なのはその空気自体を作れるかどうか。
 
 
合気道を5年以上続けてきて思ってんですが、合気道では空気を読んでばっかりでは一生上達しません。相手に対応してばかりでは合気道の技のキレが出てこないんですよ。
 
合気道の哲学、それは「場を主催する」。自らが動き、技を繰り出さないと合気道は始まらないと言っていいでしょう(間違ってたらすいません)。
 
 
歴史上の人物やビジネスを成功させた人達、近くにいる凄い人というのは自ら空気を作ってきたらから名を残し、尊敬されるんだろうと思います。
 

空気を作るとは場を主催するということ

合気道
じゃあ空気を作り上げるというのは一体どういうことなんだろう。
 
始めの方にも書きましたが、空気を作るというのは「場を主催する」ということです。
 
 
場を主催するって言ってもなかなかピンとはこないと思います。
 
例えば周りにこの人だけオーラが違うな、この人に会うと雰囲気が凄い、みたいな経験、無いですか?
 
場を主催するっていうのはまさしくその凄み、とかオーラを出せることだと思うんです。
 
いつの間にかこの人のペースになったり、この人が発言すると空気が変わる、とか、この人がいるだけで場が和んでしまう、といったのも場を主催する、に近い感覚です。
 
そうした人達っていうのは多分空気を読まず(もちろん読む時もあると思います)、自分の空気を作り出しているんですね。
 
身近にいる場を主催してそうな人、有名人を想像していただくと、空気を作るとっていうのはこういうことなんだなぁとイメージしやすいですね。
 

ちょっとした発言(行動)から空気は作られる

おそらく多くの人は「そりゃあ空気を作れたほうがいいけどサ、どうやって空気を作ればいいんだよ」。って話ですよね。
カフェ
 
空気を作る方法、それはちょっとした発言(行動)から生まれると私は考えます。
 
 
例えば会議の時、なかなか議論が進まず、場は煮詰まってる状態、話も平行線でにっちもさっちもいかない空気。
 
そんな時誰かの一言でトントン拍子で話が進む、なんて場面。
 
ドラマとかでも会社の空気が最悪、上司も嫌だし仕事も大変、そんな時主人公の些細無い行動がきっかけとなって会社の空気が変わっていく、って場面。特にこういうのって映画に多いですよね。
 
空気を作るっていうとなんだか凄く難しいことをやってる感じがしますが、意外と日常生活でも意識すればできることなんですね。ま、できりゃあ話は早いんですがねぇ…
 

空気を作ることは「自分を出す」ということ

結論を申し上げますと、空気を作るということは即ち「自らが行動すること」です。

 

ってなんだんかそこらにあるビジネス書のようなことを言っていますが、結局自分で動くことが「空気を作る」ことじゃあないかなぁ、と。

自らが行動するって言うと、じゃあ行動力がない人はどうなるんだ?行動しない(出来ない)人は空気を読むしか無いのか?

 

そう考えると行動以外に大切なことは「自分を出す」ことだと思います。出す、といっても人と違ったことをするとか、リア充よろしくウェイウェィしたらいいのか、ってわけじゃあないんですね。

 

身近に「あの人だから…」って言う人、居ませんか?

芸能人で言ったらわかりやすいのが「ビートたけし」。歯に衣着せぬ物言いをする人ですが、大抵は「まぁたけしさんが言うんだからネ…」って空気になるじゃあないですか。

会社でも「あの人はちゃらんぽらんな性格だけど仕事はできるから許せるなぁ」みたいな人。

そういう人たちってまさに自分で「空気を作って」いるんです。ビートたけしの空気を作ってるから許されるし、仕事ができるからちゃらんぽらんでもゆるされる空気を作っている。

こういうのって空気を「読んでる」だけでは到底出きる話じゃあありません。自分の空気を出してるからそこできる芸当です。

 

ということは空気を作る、っていうのは早い話「自分(個性)を認めさせる」ってことなんですね。

別にリーダーシップを取れってわけでもないです。根暗でも根暗な自分を認めさせることで空気を作ることができます。根暗だから空気を作ってはダメ、なんてのはどこにも書いてませんからね。

 

 

…これも中々簡単に出きるもんじゃあありません。でも自分の空気を自分で作れたら、それはとても居心地の良い空間になるんじゃあないでしょうか?

ある意味でアドラー心理学に似てるような気がします。嫌われる勇「気」、空「気」。うまいこと言うなぁ。

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え 嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

 

これからはKY(空気読む)ではなくKK(空気作る)

 

空気を作るっっていうのは極端なことを言えば「自分の世界を作る」ってことだと思います。固有結界よろしく、自分だけの場を作る(主催する)。オレだけの世界。

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人間関係だとか、やりがいだとか、ストレスだとか、そういった社会の問題も空気を読んでばかりいるからかもしれません。そりゃあ目を使い続けたら悪くもなりますよ。

 

なので読むんじゃあなく「作り出す」。合気道的に言うと自分の気、エネルギーを全面に出していく。そしてそのエネルギーを周りに伝えて同化する。

そうすることで自分だけでなく周りと一体になって「空気を作り出す」ことが出きるんじゃあないでしょうか。

空気を読むことも大事ですが、読んでばかりだと自分が疲れるだけです。

外国人のように、もっと自分を発信して、自分の空気を出すことが、もしかしたら今後重要なスキルになると信じています。

 

お互いが空気を出し合って、より良い空気を作る。そんな空気がいちばんいいんじゃあないでしょうか。

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それではみなさんいい夢を。(締めの言葉

 

 
 
 

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