
空気を作るとは場を主催するということ

ちょっとした発言(行動)から空気は作られる

空気を作ることは「自分を出す」ということ
結論を申し上げますと、空気を作るということは即ち「自らが行動すること」です。
ってなんだんかそこらにあるビジネス書のようなことを言っていますが、結局自分で動くことが「空気を作る」ことじゃあないかなぁ、と。
自らが行動するって言うと、じゃあ行動力がない人はどうなるんだ?行動しない(出来ない)人は空気を読むしか無いのか?
そう考えると行動以外に大切なことは「自分を出す」ことだと思います。出す、といっても人と違ったことをするとか、リア充よろしくウェイウェィしたらいいのか、ってわけじゃあないんですね。
身近に「あの人だから…」って言う人、居ませんか?
芸能人で言ったらわかりやすいのが「ビートたけし」。歯に衣着せぬ物言いをする人ですが、大抵は「まぁたけしさんが言うんだからネ…」って空気になるじゃあないですか。
会社でも「あの人はちゃらんぽらんな性格だけど仕事はできるから許せるなぁ」みたいな人。
そういう人たちってまさに自分で「空気を作って」いるんです。ビートたけしの空気を作ってるから許されるし、仕事ができるからちゃらんぽらんでもゆるされる空気を作っている。
こういうのって空気を「読んでる」だけでは到底出きる話じゃあありません。自分の空気を出してるからそこできる芸当です。
ということは空気を作る、っていうのは早い話「自分(個性)を認めさせる」ってことなんですね。
別にリーダーシップを取れってわけでもないです。根暗でも根暗な自分を認めさせることで空気を作ることができます。根暗だから空気を作ってはダメ、なんてのはどこにも書いてませんからね。
…これも中々簡単に出きるもんじゃあありません。でも自分の空気を自分で作れたら、それはとても居心地の良い空間になるんじゃあないでしょうか?
ある意味でアドラー心理学に似てるような気がします。嫌われる勇「気」、空「気」。うまいこと言うなぁ。

これからはKY(空気読む)ではなくKK(空気作る)
空気を作るっっていうのは極端なことを言えば「自分の世界を作る」ってことだと思います。固有結界よろしく、自分だけの場を作る(主催する)。オレだけの世界。


人間関係だとか、やりがいだとか、ストレスだとか、そういった社会の問題も空気を読んでばかりいるからかもしれません。そりゃあ目を使い続けたら悪くもなりますよ。
なので読むんじゃあなく「作り出す」。合気道的に言うと自分の気、エネルギーを全面に出していく。そしてそのエネルギーを周りに伝えて同化する。
そうすることで自分だけでなく周りと一体になって「空気を作り出す」ことが出きるんじゃあないでしょうか。
空気を読むことも大事ですが、読んでばかりだと自分が疲れるだけです。
外国人のように、もっと自分を発信して、自分の空気を出すことが、もしかしたら今後重要なスキルになると信じています。
お互いが空気を出し合って、より良い空気を作る。そんな空気がいちばんいいんじゃあないでしょうか。

それではみなさんいい夢を。(締めの言葉