他人からよく「変わり者」といわれているので変化系能力者のdaisen(@kiteretu1101)です。
ようやく(とうとう?)ハンターハンターが連載再開となり、多くのファンは(連載がいつま持つかという)期待でいっぱいです。
自分もマンガを全部そろえるほどはまってしまいました。

ところで、ハンターハンターといえば「念能力」。
ジョジョでいうスタンド、ワンピースで言う悪魔の実、みたいな感じでハンターハンターを象徴する能力ですよね。
念能力者による駆け引き、時間を忘れさせるような戦いが面白いんですよねぇ。
幼いころにみた少年少女、大きいお友達の中にも念能力が使えたらなぁって人、いるとおもいます。
この念能力、武道・・・特に「合気道」に凄くシンパシーを感じるんですよね。
これでも一応黒帯です(小声
そんなわけで念能力と合気道の似ている部分をご紹介。
もちろんフィクションなので、実際にハンター試験には合格できませんが、かっこいいことは間違いない、はずです。興味をもたれたら是非合気道を始めよう!
「念のエネルギー」と「気の流れ」~「気」の力をコントロール~
念能力…作中では体にあるエネルギー、「オーラ」を駆使して体を強くしたり、電気を出したり、色々できるすごい能力として描かれています。
その中でも主人公達が初めて念能力を取得するときに行っていた修行が描かれています。
この修業って実際の合気道の「呼吸法」と結構似てるんじゃあ無いかなあとおもうわけです。
というのも、合気道っていうと技を極めてカウンターで相手を倒す!というイメージが結構強いんですけど、実際は技の稽古よりも「気の流れ」の感覚をつかむ稽古のほうが重要だったりします。
主人公のゴン達は修行の中でオーラを感じ取って、それをコントロールする形で行われています。普通の人には見えないオーラを集中して掴みとろう、という訳です。
それと同じで、合気道では呼吸や瞑想(っぽいもの)で体に流れている「気の流れ」を実感するようにお稽古をします。
ココらへんで「気の流れ」ってインチキ臭いなぁ~って感じなんですが、ほとんどの合気道の技は気の流れをどれだけ的確にコントロールできるか、と言っても過言ではありません。
エネルギーを断定する~誰でもオーラを持っている~
中々文章で書くと説明しずらいんですが…
当たり前な話ですが、オーラだったり、エネルギーってのはあくまで「フィクション」です。呼吸法をやったからといって、地面に穴を開けたり、電気をはなつことはまずできません(瓦は割れるかも)。
じゃあなんで呼吸法をするかといえは、無いものをある、というふうに「断定」するからです。
無いものをあるようにするっていうのも凄ムジュンした説明です。が、念能力の説明でも、「普通の人は気づいてない」って所がポイントなんです。
「断定」する力ってのは結構すごいもので、例えば鏡に向かって自分はイケメンで大金持ちになる!と毎日断定すると、いつの間にか本当にイケメンで大金持ちになる、という感じです。
たとえが極端すぎましたが、こういうふうに無いものを「断定」するとそれが現実(に近い)ことが不思議と起こる…これを「念じる」といいます。
…というのは勝手に自分が想像したものなんですが、合気道のお稽古でも、宇宙にある「気」を呼吸ごとに体の中に取り入れて、活力を出していく、というモノがあります。
普通に呼吸するだけだと深呼吸と代わりないんですが、暖かい「気」を吸っていると「断定」するとほんとにちょっとだけあったかくなるんですよ。ホント。
念と「皮膚感覚」~呼吸は体全体で行うもの~
こうしてみるとハンターハンターの念能力って結構武道的な「呼吸」「気」という部分をイメージしてるんだなぁって思います。

念を極めると、若さを保てたり、力を強めたり、相手を動かしたり・・と超能力っぽく書かれていますが、実際に呼吸を極めてる人(無意識にしてる人)も若かったり、力強かったりするんですよね。
齢80を超えて尚門下生相手に動きまわる師範もいるくらいですから、現実世界にも念能力者がいるかもしれません。
実際にわざをかける時も、相手の気の流れや、自分の気の流れをコントロールするのが上手い人っているんですよね。
握手した瞬間相手がガクッと膝から崩れ落ちる技、あれ実は気を意識して、「念を込める」ことで初めてできる技なんですよ。
念を込めるとは何か、それは相手の感覚と同調すること、「皮膚感覚」を最大限に発揮することです。
念能力の「円」じゃあないですが、合気道の達人は、相手の体をまるで自分の体かのように相手に技をかけます。
相手と同期する…これって相手の生命エネルギー(オーラ)を感じ取れないと出来ない技です。それが同期できるということは、相手と同期できるほどの「皮膚感覚」が無いとできません。
じゃあその皮膚感覚を鍛えるにはどうするか、それは毎日の「呼吸法」で「気の流れ(エネルギー)」を感知する稽古を行うことです。
これってまんま念能力の修行そのものではないでしょうか?(という強引なこじつけ…
念には念を入れよ~現実でもできる念の修行~
主人公たちが念能力のセンセイに方便として教わった修行があります。
「点」で目標を定め、
「舌」で目標を言葉にし、
「錬」でその意志を高め、
「発」で実際の行動に移す、
錬(意志)で勝れば実行に移さずとも人を圧倒できる
あくまで方便としての説明なんですが、よく見ると、合気道のお稽古にある「気の練磨」と似てます。

気の練磨…即ち呼吸もこの修業と概ね考え方は似ていて、無いものをあると「断定する」に至るまでのプロセスはこんな感じじゃあないかなぁと思います。
もし家とかでゆっくりくつろげる時間があったら、こんな感じで呼吸を行ってみてください。
丹田(おへそあたりのエネルギーが溜まってるところ)を意識して、ゴン達みたいにオーラが息を吸うたびに体に満ちてくるイメージをしてみてください。
初めはなんにも感じませんが、毎日5分やるだけでも、健康にとても効果があります(自信がついたり、老けにくくなったり…
ウィキペディアでも「修行次第では誰でも習得可能」らしいので、もっと強くなりたいと思う人は呼吸法を初めてみてはいかがでしょうか?
というわけで合気道とハンターハンターの念能力のお話でした。
それではみなさんいい夢を(締めの言葉