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【レビュー】強くなるにはこれを読め! 現代麻雀押し引きの教科書はガチでオススメの戦術本!

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逃げるは恥だが役に立つ。daisenです。

今年最後にとんでもない麻雀の戦術書が発売されました。

 

その名も「現代麻雀押し引きの教科書」

 

作者はネマタ本やコンビニ戦術書で有名な踊る雀ゴロライター福地誠

今回出した本は麻雀の押し引きだけをピックアップした戦術書です。今まで牌効率とか立体での何切る本はたくさん出てましたが、押し引きだけに特化した本はおそらく業界初ではないでしょうか?

例えば麻雀の本と言えばリーチがどうのこうの、鳴きはこうする、牌効率がなんたら〜という話がほとんどですが、今回はマジで押し引きだけ。

福地センセイも煽りで「麻雀の八割は押し引きだけで決まる!」とバッサリいうくらいですから。スゴイ自信です。

 

実際麻雀って牌を効率よく合わせるゲームなんですが、押すべきか、引くべきか、といった「ギャンブル」の要素が勝ち負けを左右するゲームといっても過言ではありません。

牌効率は完璧!だけど攻めていいのか引くべきなのかがわからない…という人には持ってつけの一冊です。初心者から中級者はもちろん、上級者の方でも役立つ一冊ですよ。

 

麻雀の押し引き”だけ”関する問題が全部で119問!ボリュームたっぷりだ!

現代麻雀押し引きの教科書

まずは簡単な本の説明を。

「何切る」だけで勝てますか―――?

麻雀の勝敗に直結するのは、手作りよりも
状況を見て勝負か、オリかを決める判断力、
すなわち「押し引き」の力です。

史上初の押し引き特化本である本書は、
得点状況や局面ごとに応じた「鉄」の押し引きセオリーを完全網羅。
ベストセラー「現代麻雀技術論」シリーズに続く新定番ができました!

必要な情報を絞り込んだ斬新な牌図からなる、
100問を超す怒涛の演習問題で重要ポイントをクリアに整理。
やりこみ上等、丸暗記推奨の永久保存版仕様です。

最強麻雀ライター福地誠の「一番ほしかった本」が、
長年の構想期間を経てついに完成。

Amazon~現代麻雀押し引きの教科書より抜粋

本書は立体の何切る形式の問題が全部で119問。立体何切る形式ですが、ほとんどの問題が捨て牌なし、点棒状況なしといった問題が多いのが特徴。

問題も一問一答形式で非常に見やすいのがポイントです。このような形式の問題が全部で119問。数字で書くと多いですが、大体1~2時間もあれば全部回答できるボリュームです。

ドラも牌の上にマークがついており、パット見てわかりやすいのがいいですね。

相手がリーチしたら攻める?降りる?ケースごとの押し引き問題を収録。

本書は全部で4章に分かれており、それぞれのケースごとでどう押し引きスべきか、が書かれています。

  1. 第一章:自分の手の押し引き…自分の手牌だけで押すか引くか(例 平和のみはリーチ?ダマ?
  2. 第二章:相手が絡む手の押し引き…相手が仕掛けた状況で押すか引くか(例 対子のリーチに平和のみはリーチ?ダマ?オリ?
  3. 第三章:順位が絡む押し引き…点数状況を踏まえて押すか引くか(例 南場3局で現状2位、トップとは微差。平和のみはリーチ?ダマ?
  4. 第四章:オレはこう打ってきた!…著者の福地先生の実践譜を用いた問題集

初心者の人は特に一章と二章を頭に入れておくと実践でも役に立ちます。

平和のみのテンパイはリーチかダマか?相手がリーチしてきたらどうするか?ココらへんがパッと答えられないようでしたら教科書を何度もチェックして勉強して見てください。

圧倒的な読みやすさ!時間がない人でもすぐに強くなれる!

 

この本はとにかく「読みやすい」んですよ。後ろの方を見てみると、

校正:ウザク

あぁ~納得。あの何切る300選を出版された校正の鬼、ウザクさんが校正を担当されています。HP→麻雀本を斬る!麻雀ゲームを斬る!

麻雀 傑作「何切る」300選

麻雀 傑作「何切る」300選

とにかく読みやすい工夫が沢山あるので、ちょこっと紹介。

ウザクさんの本もレビューしてますのでそちらもどうぞ→【麻雀】読むだけで強くなる!麻雀 傑作「何切る」300選【レビュー】

問題ごとに押すか引くかが一発でわかる!

全部で119問ありますが、それぞれの問題ごとにどのくらい押すべきか・引くべきか、が5段階で評価しています。

  1. 鉄押し(おれで攻めなきゃ絶対勝てない!
  2. 押し(基本は攻める!
  3. 微妙(押すか引くかは場や個人の意見で別れる
  4. 引き(基本は降りる!
  5. 鉄引き(引かないと養分になるよ!

 

LINEスタンプのように福地センセイのイラストでパッとわかるのが嬉しいです。問題ごとにどれだけ重要なのかイメージしやすくなりますね(LINEスタンプ化はまだでしょうか?)。

 

A級法則だけでも頭に入れろ!問題の中でも一番大事な要素をひとまとめに

問題ごとにどうすべきか、というセオリーが書かれていますが、119問全部のセオリーを覚えるのは大変ですよね。大丈夫です。

この本は章ごとに絶対に抑えておきたい押し引きの法則(セオリー)をA級・B級・C級と分けてまとめています。

特にA級セオリーは現代麻雀では当たり前の戦術が書かれているので、時間がない人や打つ前に見直したい人はまずはA級セオリーだけでも見直すと効果アリです!

 

復習問題集で押し引きをマスターだ!強者がどう打つかもチェック!

押し引きの教科書、という名前の通り、復習し易いように、重要なセオリーをピックアップした復習問題集があります。

まずは一通り解いた後、もう一度復習したい場合は復習問題集をやり直すのがオススメです。押し引きで特に重要なセオリーしか乗っていませんので、時間があるときは復習問題だけでもやってください。

 

また最後に麻雀プロの「村上プロ」と現代麻雀技術論の著者「ネマタ」さんがそれぞれの問題に対しての意見が書かれたページがあります。重要な押し引きセオリーの問題をとき直して、さらに強者の意見を参考にすることで定着しやすくなりますよ。

いままであやふやだった”押し引き”が体系化(セオリー化)できた!

というわけでこの本の感想は一言で言うと

 

押し引きの体系化(セオリー化)

 

です。いままでの戦術書だと「平和はリーチ」「カンチャンドラ1はリーチ」「満貫が見えたら鉄で鳴け」みたいな手牌に関するセオリーは固まってきたとおもいます。

でも平和はリーチといっても、「対子のリーチに平和のみはリーチすべきか」「ドラポンが入った状況で平和ドラ1はリーチすべきか」といった相手の状況を踏まえたセオリーってほとんど決まってないんですよ。

こうした相手の状況が絡む押し引きって河の状況や点差なんかで押すか引くかをセオリー化したのがこの本です。中級者でも対リーチに対してカンチャンドラ1は追っかけるかどうかなんてすぐには答えられないと思います。

 

特にこの本は対リーチに対して

  • 良形高打点
  • 良形のみ手
  • 悪計高打点
  • 悪計のみ手

でテンパイした時・一向聴の時にどうすべきか、が書かれています。ドラポンされたときは?終盤ツモが3回残ってるときは良形だとリーチ?二人リーチで良形テンパイしたら押す?などなど…

麻雀をやっていて必ず出会う押し引きの状況を網羅しています。

なので対リーチには良形のみ手はこうする!といった基準が作られるんです。少なくとも押し引きを迷う場面でも基準さえ守っていれば「ミス」はかなり減らせます。麻雀はいかに「ミス」を減らすかが重要ですからね。

麻雀は基本が大事!押し引きを基本(セオリー)を頭に入れて応用力を鍛えよう!

麻雀の基本は何か?と言われたら牌効率だったり手役作りだったり鳴きだったり、いろんな要素があると思います。

この本にも書かれていましたが、麻雀の基本は「押し引き」にありです。なぜなら日本の麻雀のルールが押し引きに左右されるからです。役満を作っても満貫に振り込んだから他の人よりマイナス8000点ですからね。それほど振込みには厳しいルールなんですよね。

 

だからこそこの手で押すか・引くか、というのは現代麻雀の基本なわけです。牌効率が完璧でも押し引きがしっかりしてないと振り込むだけです。

なのでこの本でどういうときに押すか・引くか、という基本を頭に入れることが大事です。

当然麻雀はルールやレート、人や河、山の数など細かい要素で押し引きは変わります。でもしっかりとした基準(セオリー)がないとその場の雰囲気やカン・流れなどに頼ってしまいます。(大事だけどね)

細かい応用力に対応するためにもまずは基本(セオリー)を覚えること。野球でもボールを打つには素振りが必要なのと同じです。そして押し引きを学ぶにはこの本がうってつけってなわけですよ。

 

麻雀に勝ちたければ押し引きの基本をマスターせよ!

現代麻雀押し引きの教科書

というわけで現代麻雀押し引きの教科書のレビューでした。

いやぁ~よんでみましたけどこれほど実践で役に立つ本は中々ないですよ。押し引きなんていうあいまいな要素を体系化したんですから。

この押し引きの教科書を元に基本をマスターして、そこから自分なりの戦術をアレンジすることで、アナタの雀力はより高見へとのぼっていくはず。

麻雀の初心者・中級者だけでなく上級者も役に立つ良書。ネット麻雀【天鳳とか】やフリー麻雀でも充分使えるので必読!これで勝ち組だ!

 

今年最後に出た戦術本の中でもトップクラスでオススメしたい一冊です。牌効率をウザク本で学び、押し引きをこの本で学ぶと右に出るものはいない・・・はず。

現代麻雀押し引きの教科書 現代麻雀押し引きの教科書

 

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それではみなさんいい夢を(締めの言葉


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